前日 ブリュッセルからの列車は、接続の遅れによる遅延でパリ北駅に到着したのは午後9時を過ぎてしまった。予定通りに行けば、もっと早く着いて夕食と考えていたが、断念し、ホテルで休息。
翌朝、いつでもルーブルに行けるよう近くのホテルにしたのだが「火曜日定休」のためルーブルから凱旋門方面に向かってゆっくり散歩。定休日のルーブルは、人気も少なく、風が強くなかったのだが、雪が降りそうに寒い。
オランジェリー美術館は、開いているかもと正面まで行ってみたが、これも休館日だった。
暖を求めて、コンコルド広場を右に折れ、デパートへと向かった。
女性たちをデパートに残し、翌日バルセロナに向かうTGVの予約に向かう。バルセロナ行きはパリ「リヨン駅」から出発するのだが、デパートから歩いて行けるのでサンラザール駅に向かった。そんなに混んでいないので、すぐに終わるかと思ったのだが、呼び出されるまで1時間以上。さらに、バルセロナ行きの予約を受け付けたことのない係員が手間取り、4人分の予約券発行まで、2時間あまりかかる。待ち合わせの時間が迫ってきた。
こんな寒い日は、デパートに限る。待ち合わせの場所と時間さえ決めていればいい。デパートは値札の付いた「美術館」。疲れたら腰掛ける場所、トイレも無料。何もしなくても半日はいられる。
特に、ギャラリー ラファイエットの紳士館2階の食品売り場は、平成になる前からパリで必ず立ち寄る場所。
それが、すべて消えてしまっていた。オスマン通り向かいに移り、以前からあった食器や雑貨品と同じ建物になっていた。パテシェAOKIの方に聞いたら、移って2年くらいになるという。2年間パリに来ていなかったのだった。